まもなく私立高校の入試です。
単願受験の生徒には、『面接』があります。
この面接という試験の位置づけをご存知でしょうか。
就職試験の面接とは違い、その生徒の人物像を『確認』することが一番の理由で、答え方のレベルが低いから落とそう…などという事はありません。
では、一体何が一番重要なのか?
主体性、協調性、責任感、意欲、目標観念など、その生徒が本校に入学した後、どんな進路を歩むのか・・・。いわゆる『金の卵』を発掘しているのですね。
さて、肝心な面接での質問ですが、今日では個人情報に繋がる質問はご法度ですので、絶対に聞かれる質問を絞ることが出来ます。
①受験番号、出身校、氏名
これは当たり前ですが、生徒の基本姿勢を試されています。
大事なキーワードは『大きく明るい口調で、はっきりと、面接官の目を見 て』話せるかです。
②志望動機
これも100%聞かれることですが、今のうちからシナリオの様に書き出して何度も練習しておきましょう。
③自己分析
あなたの長所は?短所は?性格を一言で表すと?など、パーソナリティ的な質問はよくされています。
ここで大事な事は、『長所は何ですか?』『明るい所です』
こんな短い答えでは×ではありませんが、◎でもありません。
◎を取るためには、もう一言付け加えましょう。
『明るい所です。声も大きい方ですので、クラスでも部活でも、いつも目立っていました』『明るい所です。よく人懐っこいと言われます。友達もたくさんいます』など、簡単なエピソードを加えることで、人物像がグッと厚くなります。
④中学時代の出来事
この質問が一番多いと思います。
部活の事、中学でのイベントで学んだこと・うれしかったこと・楽しかったこと・次の目標など。特に修学旅行の思い出に関して、具体的なエピソードはしっか考えておきましょう。
⑤オプション
例えば、
今年度の流行語大賞であなたが一番好きな言葉はなんですか?
今年度で一番頑張ったと思う著名人を挙げてください。
あなたが最も尊敬している人物は誰ですか?
これらは、この2年間で実際に質問されたものです。
公立高校で面接試験がある場合は、5問全問◎を取れるように、いまから準備を怠らないことが肝要です。